四川辣椒の歴史

中国の唐辛子の生産量と消費量は世界一であり、唐辛子の歴史は 四百年前まで遡ります。

今では四川料理を象徴する唐辛子ですが、かつての四川料理には使われていない香辛料でした。南米が原産の唐辛子は、16世紀末、ヨーロッパから中国沿岸部に入ったと言われています。
古典書物によると、最初は観賞用植物として貴族達に愛用されていました。その後、唐辛子は内陸まで広がり食用となりましたが、独特な辛味や苦味のため宮廷料理で使用されることはなく、庶民 の食材として使われていました。当時は「辛み」をつける香辛料 としてではなく、塩味を出すために高価な塩の代わりに使用され ていたと言われています。
のちに保存のために豆板醤などの独自の調味料に加工されるよう になり、さらに唐辛子に合う多種多様な香辛料も栽培されるよう になりました。そして、中国四大料理の一つ「四川料理」に発展 することになったのです。

四川辣椒の歴史

中国の唐辛子の生産量と消費量は世界一であり、唐辛子の歴史は 四百年前まで遡ります。

今では四川料理を象徴する唐辛子ですが、かつての四川料理には使われていない香辛料でした。南米が原産の唐辛子は、16世紀末、ヨーロッパから中国沿岸部に入ったと言われています。
古典書物によると、最初は観賞用植物として貴族達に愛用されていました。その後、唐辛子は内陸まで広がり食用となりましたが、独特な辛味や苦味のため宮廷料理で使用されることはなく、庶民 の食材として使われていました。当時は「辛み」をつける香辛料 としてではなく、塩味を出すために高価な塩の代わりに使用され ていたと言われています。
のちに保存のために豆板醤などの独自の調味料に加工されるよう になり、さらに唐辛子に合う多種多様な香辛料も栽培されるよう になりました。そして、中国四大料理の一つ「四川料理」に発展 することになったのです。

辣椒(ラージャオ)

辣椒とは唐辛子のこと。四川では、約15種類の唐辛子があり、形、香り、味、辛さなど、それぞれの唐辛子が特有の個性を持っています。

星野辣椒店で扱うのは代表的な5種類の唐辛子。ぜひその個性の差をお楽しみください。

辣椒(ラージャオ)

辣椒とは唐辛子のこと。四川では、約15種類の唐辛子があり、形、香り、味、辛さなど、それぞれの唐辛子が特有の個性を持っています。

星野辣椒店で扱うのは代表的な5種類の唐辛子。ぜひその個性の差をお楽しみください。

小米辣
(シャオミーラー)

最も使われている唐辛子で、日本では鷹の爪と呼ばれています。

二荆条
(アゥジンティアォ)

緑色の唐辛子で、10cmを超える大型サイズのものが多く、辛くない唐辛子です。

子弹头
(ズーデントォウ)

弾丸の形に似ていることがその名の由来。紅色が鮮やかで、ラー油の色出しなどで使われることが多い唐辛子です。

朝天椒
(チャオテンジャオ)

別名「灯籠椒」。激辛のイメージがありますが、実は辛さよりも香りがとても特徴的な唐辛子です。

魔鬼椒
(モーグィハイジャオ)

文字通り、悪魔のような辛さの唐辛子。辛いもの好きにはたまらない刺激的な辛さです。

花椒(ホァジャオ)

「しびれ」でよく知られる花椒。
このしびれる辛さと爽やかな香りで日本でもファンが多い香辛料のひとつです。唐辛子文化が広がるまでは、「しびれ」ではなく「辛味成分」として使用されていました。

星野辣椒店では、2種類の花椒を取り扱っています。

■青花椒(チンホァジャオ)
しびれは少し弱め、食べると華やかな香りが鼻から抜けていきます。

■赤花椒(ホンホァジャオ)
花椒独特の匂いは控えめですが、強いしびれは注意が必要です。
両者とも、牛肉料理や魚料理によく合います。

茴香(ホゥイシャン)

別名フェンネル。
爽やかな香りとほんのりとした苦味が特徴の香辛料で、魚料理・肉料理によく合います。食用以外にも。漢方薬としても使われ、整腸効果があります。

香叶(シャンイェー)

別名ローリエ、月桂樹。
清涼感のある香りを持ち、煮込み料理やピクルスの香り付けとして用いられます。

八角(バージャオ)

甘くて華やかな香りが特徴で、豚肉・鶏肉によく合う香辛料。苦手な方も多いですが、配合の分量や混合する他の香辛料の種類によって、とてもおいしくなります。

孜然(ズーレン)

別名クミン。カレー粉のひとつとしてよく使われまています。食欲促進の効果があり、羊肉・鶏肉・イカなどの海鮮によく合います。また、加熱・粉砕によって香りがさらに際立つのも特徴です。